一覧に戻る文学・評論七日目は夏への扉にかいどう青七日目に開かれる、夏への扉——タイトルが少女の物語に淡い予感を差し向ける。表紙はセーラー服の後ろ姿。脱いだ赤い靴を片手に提げ、波打ち際で立ち止まる素足が描かれる。透明感のある青の濃淡で空と海を描き分け、淡いピンクの雲がやわらかく差し込む。風になびく髪とわずかに俯くシルエットが、踏み出す前のためらいと期待をそのまま宿す。太く骨格の確かな縦組みの題字が、繊細なイラストレーションと静かに拮抗している。About出版社講談社出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)装画のぶたろAmazonで見る