一覧に戻る文学・評論ヴァチカン図書館の裏蔵書: 贖罪の十字架篠原美季ヴァチカン図書館の表には出ない蔵書群を巡る連作の一篇で、副題に「贖罪の十字架」を掲げる宗教的主題の物語。表紙は水彩の滲みを生かした装画で、磔刑像を仰ぐ金髪の人物と、その下に控える赤毛の若者が紫・朱・黄の色面のなかに浮かぶ。題字は黒い縦罫の枠に収められ、流動的な絵に対して規範的な秩序を与える。背景にはラテン語めいた欧文が縦に走り、聖と俗、秘匿と開示のあわいで揺れる物語の気配をそのまま画面に置き換えている。About出版社新潮社出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁團夢見 imagejack装画鈴木康士Amazonで見る