一覧に戻る文学・評論羅針楡周平進むべき方角を見定めようとする者たちを描く物語。表紙には、薄暗い空のもと、船のタラップを上る後ろ姿が水彩で描かれる。手すりの白、甲板の赤茶、人物の濃紺が静かにせめぎ合い、壁面に並ぶ「3」「2」の数字が階層と移ろいを刻む。タイトル文字は白く太く、荒れた景色のなかで揺るがぬ針のように画面右に立ち上がる。揺れる風景と、ぶれない一字。小さな後ろ姿に、進路を探る視線が重ねられる。About出版社文藝春秋出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁中川真吾装画岡田航也Amazonで見る