一覧に戻る文学・評論ある一生SeethalerRobert+浅井晶子アルプスの山あいで黙々と一生を生きた、名もなき男の生涯を辿るオーストリア文学の長編。20世紀の戦争や時代のうねりを背景にしながらも、自然と寄り添い続けた一人の人間の姿が静かに描かれる。表紙は淡い水色の空を背に、雪を抱いた山肌と緑の針葉樹を版画調の重なりで描き、赤い屋根の小屋と杖を持つ赤い上着の人物が小さく置かれる。茶色いクラフト紙を思わせる帯が画面の下半分を支え、明朝体の細い書名が余白に置かれる構成。質朴な版画の手触りが、一人の生の慎ましさと風土の重みを静かに伝えている。About出版社新潮社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装画Ai NodaAmazonで見る