一覧に戻る文学・評論わたしの隣の王国七河迦南すぐ隣にあるはずなのに見えない王国——その境界をめぐる物語。深い藍に染まる水の底、髪をなびかせ目を閉じた少女が静かに漂う。流れる水流と白い気泡が画面を満たし、鮮やかな朱のジャケットと淡い桃色のシャツが青の冷たさに体温を差し込む。タイトルは白い帯に端正な明朝で組まれ、夢と現実を仕切る窓のよう。沈むのか浮かぶのか、境界に揺らぐ姿そのものが、見えない王国の気配を立ち上げる。About出版社新潮社出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画田中寛崇(ライラック)Amazonで見る