一覧に戻る文学・評論地獄くらやみ花もなき 弐 生き人形の島路生よる怪奇譚シリーズの第二巻。「生き人形の島」と題された今巻は、人形めいたものが息づく不穏な土地を舞台にすると思しい。表紙は闇に沈む和室を背景に、白い着物の青年と洋装の青年を中央に据え、足元には朱い髪を乱した人形めいた顔が漂う。タイトルは桃と白の和筆で大胆に流し、巻数は朱の落款で受け止める。和洋の対比と人形のモチーフが、生と死の境を曖昧にする物語の手触りを、表紙の段階から静かに予告している。About出版社KADOKAWA出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画アオジマイコAmazonで見る