
理系アイドルにしてピアノ・ドライブの発明者・結城ぴあのが、秋葉原から宇宙を目指す物語。超科学や人工知能、拡張現実を絡めた長編SF。表紙はアニメ調の少女が、青く輝く多面体の結晶の上に立つ構図。背景には淡い線画で描かれた都市と、青から黄緑へ抜ける空のグラデーション、黄色い閃光が散る。タイトルは白い大ぶりの片仮名を縦に置き、画面の右辺を回り込むように組まれている。ポップな装画と素直な書体が、軽やかなSFの読み口を予感させる。

著望月麻衣
装丁bookwall
装画いとうあつき
ポプラ社 / 2023年
文学・評論