一覧に戻る文学・評論その丘が黄金ならばZhangC.Pam+藤井光ゴールドラッシュ末期のアメリカ西部を生きる中国系移民の姉妹を描いた長篇。父の亡骸を背負い、自らの居場所を探して荒野をさまよう物語に、神話的な響きと土地の記憶が織り込まれる。カバーは横顔の少女と、その目元から飛び出すように駆ける三頭の馬を絵画調で描く。淡い水色の空とピンクがかった雲、抑えた肌の色味が静けさを湛え、白い余白に細い明朝でタイトルが置かれる。内に閉じた視線と外へ走り出す群れの対比が、本作の遠い旅路をそのまま映している。About出版社早川書房出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁早川書房デザイン室装画榎本マリコAmazonで見る