一覧に戻る文学・評論やわらかな足で人魚は香月夕花人魚というモチーフから、誰かの揺らぎや生の手触りを掬い上げる物語集。表紙では、紫がかった夜空と都市の輪郭を背景に、桃色に滲む水たまりへ素足が静かに降り立つ。足首に絡む細い蔓、傍らを泳ぐ色とりどりの小魚、透き通る水彩の筆致と手書き風の黒い書名が、陸と水のあわいで揺れる感覚を立ち上げる。柔らかな足元の一点に、物語の重心がそっと置かれている。About出版社文藝春秋出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁野中深雪装画谷川千佳Amazonで見る