
英国発の人気児童ファンタジー〈ロックウッド除霊探偵局〉シリーズ第二弾の上巻。少年少女の幽霊探偵たちが、人骨を埋め込まれた呪われた鏡の謎に挑む冒険譚である。カバーは深い藍と漆黒を基調に、青白く発光する剣を構える人物と、画面右半分を覆い尽くす巨大な緑の髑髏が対峙する構図。にじむ霊気のような白い揺らぎ、足元に転がるランタンの橙色が、闇の中の張り詰めた一瞬を浮かび上がらせる。タイトルは中央の白いラベルに静かに収め、絵の禍々しさと帯のような余白が拮抗する装丁である。
著濱野京子
装丁城所潤
装画あわい
静山社 / 2023年
絵本・児童書