一覧に戻る文学・評論パウル・ツェランと中国の天使多和田葉子+関口裕昭コロナ禍のベルリンで、ツェランを愛読する若い研究者が謎めいた中国系の男性と出会う。詩を読み、訳し、語り合うことで世界の輪郭を辿り直していく注釈付きの翻訳小説。黒地の中央には、極細の糸を放射状に張って編まれた半球が浮かぶ。青や黄、桃の線が交差してドーム状の光をかたどり、上には繊細な白い明朝の書名が静かに据えられる。一本一本の糸が、行と行のあいだを縫って渡される翻訳の身振りに重なる。About出版社文藝春秋出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁関口聖司カバー写真釜谷洋史Amazonで見る