
身近な生活道具25個を取り上げ、そこに潜む物理の原理をやさしく解きほぐす入門書。縦長の判型に、刃を大きく開いた一丁の裁ち鋏を据え、淡いクリーム地に水色の刃と朱色の持ち手が版ズレ気味の網点で重ねられている。タイトルは右上に明朝で控えめに置かれ、左下に「理にかなったものは美しい」というコピーが赤地に白抜きで小さく添えられる。道具一点を主役にした構図と、印刷物らしい手触りの色面が、機能と造形が出会う場所を静かに指し示す。
著新井光史
装丁吉村雄大
カバー写真鈴木静華
雷鳥社 / 2021年
趣味・実用