一覧に戻る人文・思想津波と観音津波の記憶と、水辺に立つ十一の顔を持つ観音像という記念碑をめぐる一冊。鮮やかな朱色の地に、川と道路、対岸の集落を見渡す風景写真が一枚、静かに貼り込まれる。上空を横切るケーブル、枯れた草地、ゆるやかな流れ。特別な何かが写っているわけではないこの景色の手前に、災害の記憶と祈りの形が積み重なってきたことを、余白を生かした抑制のきいた構成がそっと示している。About出版社寄藤文平出版年2013年ジャンル人文・思想Credits装丁寄藤文平+鈴木千佳子+文平銀座