フランスの作家による長篇小説。インド南部の村で識字を奪われた少女たちのために、ひとつの「教室」を立ち上げようとする女性たちの物語が、移民や信仰、教育を巡る現実とともに描かれる。表紙は油彩のような厚みのある筆致で、白いブラウスに緑のスカート、髪に小さな花を挿した少女が赤い本をひらいて立つ姿を捉える。背後には青い葉叢、ピンクや黄色の花、橙の織物のような帯が配され、原色の対比が異国の光をまとう。タイトルは縦組みの白い短冊に黒で静かに置かれ、絵の熱量と書のたたずまいが、文字を手にする一人の像へと収斂していく。