一覧に戻る文学・評論本の幽霊西崎憲書物に憑く幽霊、文字や挿絵に宿る気配。本そのものを主題にした短篇と詩、エッセイが交錯する一冊で、読書という行為の奥に潜むものをそっと掘り起こす。表紙には経年を思わせる飴色の紙地に、フランス語の古い小説の一頁と銅版風の挿絵が転写され、その上から金の箔押しで和文タイトルと著者名、欧文タイトルが重ねられている。挿絵の中央には潰れたインクの染みのような黒い痕。古紙の上に光る金が、過去の書物に取り憑かれて立ち上がる「幽霊」の輪郭を静かに描き出している。About出版社ナナロク社出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大島依提亜(カバー・帯・表紙・本扉)Amazonで見る