一覧に戻る文学・評論竜の雨降る探偵社三木笙子古びた洋館の探偵社を舞台に、心に翳りを抱えた依頼人と探偵が向き合うミステリ短篇集。装画は薄暗い書斎の中、ランプの灯りに照らされてティーカップを挟む二人の人物を、輪郭をぼかした淡い筆致で描き出している。書架や窓辺に滲む光と、人物の衣服に落ちる影のグラデーションが、雨上がりの空気のような湿度を画面に与える。タイトル文字は明朝の縦組で右上に大きく配され、英字の筆記体が小さく寄り添う。物語の静謐な余韻を、絵そのものが先に語っているような一冊。About出版社PHP研究所出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁大岡喜直(next door design)装画斎賀時人(imagejack)Amazonで見る