一覧に戻る文学・評論私の彼は腐ってる2九条菜月腐っていく彼と、それでも傍にいる少女を描く続編。クリーム色の地に、白衣を赤く汚した青ざめた男性と微笑む少女の抱擁が置かれ、周囲には眼球と色とりどりの薬液を湛えたフラスコが宙を漂う。タイトルは鮮やかなピンクの筆文字で大胆に配され、可愛らしさと不穏さが一枚の画面に共存する。異形を抱きしめる愛のかたちを、軽やかな色彩と線でそっと差し出す一冊。About出版社中央公論新社出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画ゆうこAmazonで見る