一覧に戻る文学・評論予言の島澤村伊智二十年前に告げられた予言の成就する日が近づく島へ、若者たちが渡っていく——ホラーとミステリの境を往還する長編。淡い月が浮かぶ薄暮の海に白い椅子が据えられ、背を向けた人物が遠い島影と微かな灯を見つめている。水面に伸びる反射、空に散る黒い鳥、画面下を断ち切る漆黒の余白。タイトルは骨太の明朝で大きく組まれ、静けさのうちに不穏を孕む装画と拮抗する。視線そのものが、来たるものを予感している。About出版社KADOKAWA出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁高柳雅人(角川書店装丁室)装画中村至宏Amazonで見る