一覧に戻る文学・評論トワイライト博物館初野晴薄明のなかの小さな博物館をめぐる、幻想の気配を帯びた一冊。たそがれ色の背景に、傾いだ六角形の木枠がぽつりと浮かぶ。枠の内側は時計の文字盤と歯車に満たされ、そこに身を寄せ合う二人の子どもと、画面を横切る赤い紐が描き込まれている。油彩を思わせる重厚な筆致で、暗がりのなかに人物の肌と白い布だけが淡く灯る。縦組みの黄色いタイトルが、その小さな世界を静かに指し示している。About出版社講談社出版年2013年ジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)装画momo ironeAmazonで見る