一覧に戻る文学・評論乳房のくにで深沢潮女性の身体や母性をめぐる規範に向き合う短編集。鉛筆の細い線を幾重にも重ねたドローイングで、子を抱きしめる女性の姿が描かれる。視線はまっすぐこちらを向き、抱えた子の衣服と、女性の胸元にだけ滲むような赤が差し色として置かれる。タイトルは硬質な明朝体の縦組みで右側に大きく構え、灰色の線描と赤の対比を引き締める。痛みと愛情が同居する主題を、モノクロームに一点の赤で静かに掬い上げる装丁になっている。About出版社双葉社出版年2020年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画西川真以子Amazonで見る