一覧に戻る文学・評論影を買う店影を売り買いするという、どこか不穏な商いを思わせる題。漆黒の地に浮かぶのは、乾いた花弁を束ねたかのような球体と、そこから金色の鎖でしずくのように垂れ下がる小さな焔。題字と著者名は控えめな金で組まれ、闇のなかにだけ灯る微光を頼りに読み手を招き寄せる。装画と書体は同じ温度で息を合わせ、頁をひらく前から物語の小さな祭壇が立ち上がる。About出版社welle design出版年2013年ジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)