一覧に戻る文学・評論親指の恋人石田衣良携帯電話のメール一通から始まる、現代の距離と関係を見つめる短編集。親指でやりとりされる文字の向こうにある、淡く危うい想いを掬い上げる連作。白地に大きく余白をとり、墨の線で描かれた長い黒髪の女性像と、画面を横切る赤い帯状のラインが配されている。横組みのラテン文字を細く添え、和文タイトルは右上に控えめにまとめられた。墨の濃淡と一筋の赤が、画面越しに揺れる感情の振れ幅をそのまま手触りに変えている。About出版社角川グループパブリッシング出版年2013年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画ミホシAmazonで見る