一覧に戻る文学・評論峠越え伊東潤徳川家康の最後の戦いとも言われる伊賀越えを題材に、戦国末期を生き抜いた男たちの選択を描く歴史小説。深い緑と土の色調で沈んだ画面に、笠をかぶり馬上にある武士の姿が滲むような筆致で立ち上がる。木立を思わせる縦の流れと、霧めいた余白が峠の湿った空気を運び、白抜きのタイトルが画面右に静かに切り込む。重い決断を背負って山道を渡る者の気配が、墨と緑の濃淡だけで語られている。About出版社講談社出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁大岡喜直(next door design)装画ヤマモトマサアキAmazonで見る