一覧に戻る文学・評論水曜日の凱歌乃南アサ敗戦直後の混乱期を生きる少女の視点から、占領下の日常と人々の屈折を描いた長篇。生成り色の余白を大きく取った地に、白いブラウス姿の少女を横顔で配し、左奥には進駐軍のジープを囲む小さな群像が淡彩で添えられる。タイトルは縦組みで朱と黒に分かち、「水曜日の」を黒、「凱歌」を朱に置くことで戦勝国と敗戦国の位相差を一行のなかに畳み込む。柔らかな線描と抑えた色面が、少女のまなざしの先にある時代の不穏を静かに浮かび上がらせる装丁。About出版社新潮社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画はぎのたえこAmazonで見る