一覧に戻る文学・評論真夏の航海カポーティが十代で書き上げ、長く眠っていた処女作。両親が欧州へ発ったひと夏、マンハッタンに取り残された娘の揺らぎを描く。白地に細い線でとらえられた若い女性は、朱色の唇とターコイズのノースリーブをまとい、背後には摩天楼の尖塔が透けるように立ち上がる。余白を多く残した軽やかな筆致が、夏のニューヨークに置き去りにされた娘の倦怠と気怠さを静かに伝えている。About出版社トルーマン・カポーティ出版年2015年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁和田誠装画安西水丸