一覧に戻る文学・評論こうしてイギリスから熊がいなくなりましたJacksonMick+田内志文イギリスを舞台に、土着の生き物として暮らしていた熊たちがいかにして姿を消していったのかを連作短編で綴る一冊。寓話のような語り口で、人と動物の関係や歴史の暴力をやわらかく照らし出す。淡いグレーブルーの地に、ふんわりとした光の暈の中で椅子代わりに座り込み、マグとパイ皿を手に佇む黒い熊の細密な線描が置かれる。タイトルは明朝体の縦組みで控えめに配され、原題《Bears of England》は地の色に溶けるほど淡い白で刻まれる。可笑しみと寂しさが同居する、お行儀のいい喪失の手触り。About出版社東京創元社出版年2018年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁藤田知子装画デイヴィッド+ロバーツAmazonで見る