一覧に戻る文学・評論ファースト・サークル静かな部屋に立つ少年と、寄り添う白い犬、そして足元の黒猫。日常の延長にある小さな円環、そこに宿る関係性を描いた物語であろうことが、表紙の構図からゆっくりと立ち上がってくる。淡いグレーの背景にぼかしの円が幾重にも重なり、淡彩のイラストレーションが柔らかな筆致で人物と動物を捉える。タイトルは輪郭の細い欧文を大きく抜き、その下に小ぶりの和文を据える二段構成で、画面の静けさを損なわない。色と余白の調律が、物語の体温をそのまま手渡す装丁。About出版社坂本壱平出版年2013年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁岩郷重力+K.K装画小林系