一覧に戻る文学・評論十四歳の遠距離恋愛嶽本野ばら思春期の入り口に立つ少年少女の、距離を抱えた恋を描く短編集。水彩で淡くにじむ白地のカバーには、帽子をかぶった少年が漕ぐ自転車に少女が横乗りし、背後にはリップやぬいぐるみ、菓子といった少女のささやかな持ち物がふわりと舞う。下方に広がるピンクと薄紫のにじみが二人を地面から浮かせ、赤い明朝の縦書きタイトルが画面右に静かに添えられる。輪郭の頼りなさとモチーフの愛らしさが、十四歳という年齢の不安定さと甘さをそのまま紙面に置いている。About出版社集英社出版年2013年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁山本かをる(テラエンジン)装画渡辺カナAmazonで見る