一覧に戻る文学・評論二人キリ村山由佳昭和の猟奇事件として記憶される「阿部定事件」を題材に、人間の業と性愛の深部を見据えた評伝小説。デビュー三十周年の節目に、作家が一つの愛の極限へと筆を向けた一冊である。表紙は深い青を背景に、白い水飛沫が画面いっぱいに立ち上がり、その奥に俯きがちな女性の姿が小さく浮かぶ。和筆の流麗な線と、垂直に抜かれた白い題字。冷たさと熱を同時に抱えた装画が、消えない情念の輪郭を静かに示している。About出版社集英社出版年2024年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオ装画オカダミカAmazonで見る