一覧に戻る文学・評論私はだんだん氷になった木爾チレンタイトルのままに、感情がゆっくり冷えていく感覚を一人称で綴った長編小説。深い藍の闇を背景に、胸の前で大ぶりな氷の結晶を抱きしめる少女が描かれる。透明な氷は彼女の体から生え出すように鋭く伸び、青ざめた頬や伏せがちな視線と地続きになって、輪郭ごと凍りかけて見える。タイトルの「氷」一字だけが大きく組まれ、絵と文字が同じ低温で響き合う。About出版社二見書房出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)装画紺野真弓(coil)Amazonで見る