一覧に戻る文学・評論かすがい食堂伽古屋圭市駄菓子屋を営みながら子どもたちと食卓を囲む女性を描く、人とまちの距離感を巡る連作小説。表紙には、オレンジの庇がかかる商店の前で大人の女性と二人の小学生が手を伸ばし合う場面が、線描と淡い水彩で柔らかく描かれる。黄色いワンピース、青いエプロン、店先に並ぶ駄菓子の彩りが、夏の陽射しの中にぽつんと灯る居場所のあたたかさを伝えている。足元に咲くたんぽぽや欠けた歩道のタイルまで丁寧に拾った筆致が、市井の暮らしを掬い上げる物語の温度とそのまま重なる。About出版社小学館出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)装画ながしまひろみAmazonで見る