一覧に戻る文学・評論ヴァイタル・サイン南杏子現役医師でもある著者が、看護や終末期医療の現場で交わされる小さな営みを丁寧にすくいあげる長編小説。表紙は青を基調にした水彩タッチの病院イラストで、二層に並ぶ大きな窓越しに、ベッドサイドで身を寄せる人々の姿が穏やかに描かれる。窓辺のオレンジ色のカーテンが画面のなかでひそかに灯のように働き、タイトルの朱赤の縦組みと響きあう。建物の左右から伸びる緑が、無機質になりがちな医療の場に呼吸を通わせ、命の手ざわりをそっと差し出している。About出版社小学館出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁印南貴行(MARUC)装画嶽まいこAmazonで見る