一覧に戻る文学・評論神さまの貨物GrumbergJean-Claude+河野万里子貧しい木こり夫婦のもとに、貨車から投げ落とされた赤子が届けられる。第二次大戦下のヨーロッパを舞台に、寓話の手ざわりで命の受け渡しを描いた中篇。雪原に細い足跡を残して線路をまたぐ後ろ姿の子どもを、奥の針葉樹林の濃紺と粉雪の白がやわらかく包む。赤いマフラーだけが小さく灯り、人物のスケールを際立たせる。タイトルは上空の暗がりに白抜きで静かに置かれ、絵本のような筆致と物語の重さを橋渡ししている。About出版社ポプラ社出版年2020年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)装画まめふくAmazonで見る