一覧に戻る文学・評論ガラスの海を渡る舟寺地はるな小さなガラス工房で繰り広げられる兄妹の物語。不器用に生きる者たちへ注がれる、静かで普遍的な愛のかたちが描かれる。表紙では、淡い水色を基調にした水面の上に、巨大な多面体のガラスの結晶がそびえ立つ。その内側にはひとりの人物の影、手前の小舟には漕ぎ手の姿、そして舞い落ちる白い羽根。明朝体のタイトルが余白の中央に静かに置かれ、透明感と硬質さが同居する画面に落ち着いた重みを与えている。割れやすく、しかし光を抱きとめるガラスの質感が、物語の繊細さをそのまま掬い上げている。About出版社PHP研究所出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)装画ゲレンデAmazonで見る