
大手商社の「グルメ課」を舞台に、食を介して仕事と人とが絡み合っていく軽快な業務小説。スーツ姿の二人の男性がカウンターらしき場所で談笑するイラストの手前に、目玉焼きの乗ったガパオ風のごはん、氷の入ったグラス、艶やかなソーセージが大きく描かれ、食卓の湯気まで伝わってきそうな構図だ。タイトルは三ツ星マークを添えた帯状の枠に縦組みで収め、隅には赤い検印風スタンプ。コミカルな線画と料理の鮮やかな色彩が、軽妙な業務と「おいしい」高揚をそのまま視覚化している。
装丁アフターグロウ
装画吟
AFTERGLOW / 2016年
文学・評論