一覧に戻る文学・評論ガレキノシタタイトル「ガレキノシタ」が示唆するのは、災厄のあとの時間に立つ少女の物語だろう。カバーにはセーラー服姿の人物が瓦礫と化した街を背に立ち、手にした旧型の携帯電話から細いコードが伸びる。空は青く雲が流れ、足元のモノクロームと対比をなしている。題字はかすれと欠けを伴う白の片仮名で組まれ、崩れた建造物の質感と響き合う。静かな視線と画面に走る荒れた手触りが、物語の温度をそのまま差し出してくる。About出版社AFTERGLOW出版年2015年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁AFTERGLOW装画トマル