
寺山修司+中原中也+小林秀雄+石川啄木+島崎藤村+高村光太郎+萩原朔太郎+吉増剛造+吉野弘+武者小路実篤+立原道造+清岡卓行+村野四郎+金子光晴+鮎川信夫+大手拓次+村山槐多+北原白秋+辻征夫+川口晴美
近現代の詩人二十名による「萌詩」アンソロジー。寺山修司、中原中也、萩原朔太郎から川口晴美まで、孤独や青春の手触りを残す詩篇を、現代の読者へ橋渡しするように編んだ一冊である。白地のカバーに、コートをまとった青年が枝葉とともに静かに立つ細密なイラストが大きく置かれ、縦組みのタイトルが青年の輪郭をなぞるように寄り添う。下部に置かれた帯状の灰色面と詩の引用が、絵の余白と呼応して落ち着いた呼吸を生む。装画の繊細な線と余白の白さが、詩の言葉に触れるときの距離感そのものを表しているようだ。
著古内一
装丁鈴木久美
装画Naffy
KADOKAWA / 2021年
文学・評論