一覧に戻る文学・評論竜宮ホテル不思議な「ホテル」を舞台にした幻想譚。猫の耳をもつ少女が古い扉のかげからこちらをうかがい、腕には白い仔猫を二匹抱える。長い黒髪と緑の和装、足もとに咲く紫の紫陽花が、木目の扉と真鍮の鍵穴とともに、現実と異界の境目を静かに描き出す。タイトルは縦組みの明朝で淡く"Hôtel du paradis"の添字を伴い、繊細な筆致の人物画と響き合って、扉の向こうへ招き入れるような余韻を残す。About出版社bookwall出版年2013年ジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)装画遠田志帆(JUN KIDOKORO DESIGN)