一覧に戻る文学・評論僕は金になる桂望実将棋盤を囲む家族の姿を通して、衝突や距離を抱えながらも離れがたく結ばれていく家族の歩みを描く長編。表紙は淡い黄の地に、駒を並べる子、突っ伏す子、笑う子、奥でやかんを手にする人物を柔らかな線で配し、ひとりずつ違う表情を等しく置く。タイトルの「金」の字は将棋駒の輪郭をまとい、歩が成って金になる比喩を、温かな絵柄が静かに支える。にぎやかさのなかに、それぞれの孤独と愛情がそっと同居する一冊。About出版社祥伝社出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)装画川上和生Amazonで見る