一覧に戻る文学・評論新訳 アテネのタイモンShakespeareWilliam+河合祥一郎友に裏切られて財を失い、ついに人間そのものを呪うに至ったアテネの富豪タイモン。シェイクスピア晩年の悲劇の新訳である。クラフト紙を思わせる素朴な地に黒い画面が額のように嵌め込まれ、その奥では半裸に布をまとった男が杖を握り、片手を額にかざして遠くを睨む。背後には「TIMON OF ATHENS」の大文字がくすんだ金色で重なり、下部には装飾的な書体で叢書名が走る。荒野に立つ厭世家の沈黙を、紙の温度と濃い影が静かに支えている。About出版社KADOKAWA出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Amazonで見る