一覧に戻る文学・評論谷崎潤一郎犯罪小説集谷崎潤一郎が犯罪を題材に紡いだ短篇を収めた一冊。表紙には、麻のような質感の地に、ツインテールの少女が真紅のりんご飴を口元へ運ぶ姿が描かれる。背後には橙色の光点が淡く滲み、黒く太い縁取りと縦組みの白文字が画面を額装のように引き締めている。艶やかに光る飴だけが画面の中で強い熱を帯び、少女のあどけない眼差しと、唇に触れる血のような赤の対比が、甘美と倒錯の同居する谷崎の世界を、声を潜めて予告している。About出版社くまおり純出版年2007年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁沼田里奈装画くまおり純