
平成という時代に「笑い」を作り続けてきた表現者たちと交わした、長尺の対話集。司会者を立てて六人の作り手の言葉を引き出し、お笑いと文芸、演劇、音楽の境界で何が起きていたのかを記録する。カバーは赤い緞帳と濃紺の舞台奥を背景に、白いジャケット姿でマイクを握る人物のイラストを中央に据え、黄色い星がスポットライトのように散る。手描き文字のタイトルと角ばった明朝の惹句が、舞台の生っぽさと評論の硬さを同じ画面に同居させている。喋りの熱を残したまま、活字の場へ着地させる装いだ。
著平沢逸
装丁川名潤
カバー写真竹之内祐幸
講談社 / 2024年
文学・評論