一覧に戻る文学・評論いつか月夜寺地はるな夜の街角に居合わせる人々を描いた一冊。橋の向こうへ歩み去る後ろ姿、信号の手前で立ち止まる影、それぞれが別の時間を生きながら同じ夜に重なっている。表紙は深い藍を基調に、街灯の白と衣服の淡い藤色だけがそっと浮かぶ構図。街路樹や歩道の細密な描線が夜気の静けさを伝え、手書き文字のタイトルが画面に呼吸を与える。月夜という言葉が示す、見上げる前のささやかな気配が青の濃淡に沁みている。About出版社角川春樹事務所出版年2024年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁小木曽杏子装画西村ツチカAmazonで見る