一覧に戻る文学・評論こぼれ桜 摺師安次郎人情暦梶よう子江戸で浮世絵を生み出す摺師・安次郎を主人公に据えた連作時代小説。版木と紙、馬連を介して立ち上がる職人の手仕事と、市井に流れる人情の機微が淡く重ねられていく。表紙は柔らかな生成り地に、緑の着物をまとい板の前に身をかがめる人物を線描と淡彩で描く。台の脇に積まれた刷り紙、足元へとこぼれ落ちる桜の花弁が、季節と労働の時間を静かに示す。版を擦る手の傍らに散る花が、職人の一日と物語の余韻をそのまま掬い上げている。About出版社角川春樹事務所出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオ装画高杉千明(next door design)Amazonで見る