一覧に戻る文学・評論どろにやいと戌井昭人噴煙を上げる山と、その麓にひっそり集う小さな人々。淡いオークルの土肌と若草色の樹々を水彩でやわらかく重ね、肉筆の表題が画面のあちこちに散らされている。題はもともと「効き目のないもの」を指す古い言い回し。寄る辺なく土地を渡り歩く者たちの姿が、たどたどしい筆致の風景にぴたりと重なり、大きな自然のもとで揺らぐ人の小ささと可笑しみを、静かに浮かび上がらせる。About出版社講談社出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁池田進吾(next door design)+67Amazonで見る