一覧に戻る文学・評論幻想列車 上野駅18番線桜井美奈上野駅18番線にあらわれる、行き先のわからない列車をめぐる物語。乗客が手放した記憶や思い出の品が、夜の旅路へと運ばれていく。藍から薄紅へグラデーションする空に黒い車体が浮かび、屋根の上には制服姿の人物と寄り添うように立つ鹿のような姿。車両のまわりにはピアノやティーカップを描いた絵札が風にさらわれ、落としものが幻のように散っていく。柔らかな線と陰影が、現実と夢のあわいを走り抜ける一夜の手触りをそっと伝えている。About出版社講談社出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁池田進吾(next door design)+千葉優花子(next door design)装画カシワイAmazonで見る