一覧に戻る文学・評論空は逃げないまはら三桃思春期の揺らぎや、それでも前に進もうとする少女たちの姿を描いた物語。表紙には、紺色のコートをまとった人物が自転車で水たまりを駆け抜ける後ろ姿が捉えられ、その先を別の自転車がゆく。雨上がりらしい湿った路面と、白く霞んだ街並み、上空に広がる淡い青のグラデーションが、静かな抒情をたたえる。タイトルは縦組みの細い明朝で右上に配され、写真の余白へ自然に溶け込む。逃げ場のない日々のなかで、それでも頭上の空だけは変わらず開けている——そんな手触りを、一枚の生活の風景に託した装丁。About出版社小学館出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)カバー写真濱田英明Amazonで見る