一覧に戻る文学・評論悪人 新装版吉田修一九州の片隅で起きた殺人事件をめぐり、加害と被害、孤独と渇望のあわいに揺れる男女を描いた長編。出会い系サイトを介して結ばれてしまったふたりの逃避行を通し、人を「悪人」と呼ぶことの危うさを問う。白い余白に、紺のジャケットを着た男と赤い上着の女がぴたりと背中合わせに立つ手描きの人物画が浮かぶ。男は俯き、女だけがこちらを見据える非対称な構図。荒い筆致の題字「悪」が大きく崩れ、ふたりの体温と距離をそのまま画面に定着させている。About出版社朝日新聞出版出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁仁木順平装画西川真以子Amazonで見る