一覧に戻る文学・評論川のある街江国香織川の流れる三つの〈場所〉と、人生の三つの〈時間〉を重ねて描いた連作。生きとし生けるものを慈しむまなざしが、移ろう日々の手触りを静かに掬い上げる。淡い藤色の地に一枚の写真が嵌め込まれ、紫陽花らしき花を抱えて駆ける人影はわずかにぶれている。上空には小さな鳥のシルエット、枠の縁には桃の実と白い蝶が添えられ、具象と象徴が薄く重なり合う。流れていく時間そのものを、一冊の表に静かに閉じ込めた佇まい。About出版社朝日新聞出版出版年2024年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁田中久子(アンサンブル)カバー写真kanakoAmazonで見る