一覧に戻る文学・評論狩場の悲劇ChekhovAntonPavlovich+原卓也チェーホフが二十代半ばに書いた長編ミステリ。森番の娘オーレニカをめぐる愛憎と裁判の顛末を、予審判事の手記という形式で綴る異色作で、後年の戯曲群とは異なる物語性の強さが特徴。表紙は深い藍と灰青で塗り重ねた水辺の風景に、雨脚と稲妻、赤いドレスの女性の小さな後ろ姿を配し、水面には反転する二羽の海鳥が描かれる。日本語タイトルは白の明朝で中央に大きく据え、左端にロシア語原題のキリル文字を黄土色で縦に走らせる。嵐の予兆を孕んだ青と、不穏に灯る赤の対比が、悲劇の発火点を静かに告げている。About出版社中央公論新社出版年2022年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁中央公論新社デザイン室装画10⁵⁶Amazonで見る